2012/12/29

能の面と装束を見て・・・

観世宗家展へ

歴史ある面と装束は古さを感じながらも今もなお受け継がれている凄さを感じました
資料としてもすばらしい装束には繕い後も数カ所見られ現在もなお使用されている事に能と言う文化はいくつも時代を超えて来たのだな〜と感じます

展示品を見ながら 随分昔の事を思い出しました
高校の卒展の為に制作した2点のうち1点が能をモチーフとした物でした
高3の時代は
熊本を出る事を反対し続けていた父との戦いの日々でした(笑)
密かに上京の準備を進めるている状況に申し訳なさと
理解されない苛立ちと・・・
まぁ〜 大変!

制作については
興味があるにもかかわらず深く調べる時間がなく・・・
(密かな計画の為に時間を使い・・・まっ、いい訳ばってんが〜)
今のようにネットである程度の情報も簡単には手に入らず
図書館に通えども、そう簡単に理解できるはずもなく〜
(頭も よ〜なかけん)
それでも 作品の中の面は 見えない未来に向かう勇気のつもりで
「若女」を選び 大人の女性になれるように願いを込めた
あまりの時間のなさに 中途半端な作品になったことはかなり悔やまれたけれど
それでも 前だけを見つめて行くと決めた過程のひとつでした

今になって思えば もっともっと夢中になり調べていれば 面白い何かがたくさん見えただろうに〜、もったいないな〜と・・・
今からでも遅くはないけれど、他に夢中になっている事があるので
もう少し先の楽しみにとっておく事にしましょう〜

チケットの写真は
小面 と 赤地菊桜枝文様唐織 (江戸時代中期)